今回のテーマ

　シレン4(4+)のアイテムなどの落下順について検証します。
　他のシリーズでは落下順を知らないと、アイテムロストということもありますが、
　シレン4では知らなくても何も問題の無い知識なんですが…

投擲したアイテムの落下順

・アイテム落下順の基本
　図1の「1」のマスにアイテムが落ちるように投擲した場合、
　数字の順番でアイテムが床に落ちます。
　※「1」のマスにアイテムが落ちるように投擲すれば、
　　シレンの位置は上下左右からでも、斜めからでも落下順は変わりません。

　罠や別のアイテムなどで特定の数字が埋まっている場合、その数字を飛ばして考えます。
　(例:1のマスに既にアイテムがあったら、投擲したアイテムは2のマスに落ちる)

　1～25のマスが全て罠やアイテムで埋まっている場合、
　1のマスにアイテムを投げるとアイテムは消滅します。
　(アイテム落下スペースは中心とその周囲2マス、合計25マス)
　※図の数字の色分けは、内側が白色、真ん中が緑色、外側が青色となっています。

図1　アイテム落下順の基本

・壁に対してのアイテム落下順
　壁に向かってアイテムを投げると図2の数字の順番でアイテムが床に落ちます。
　壁が関係する落下順は図2の8パターンあり、(図2の真ん中は壁は関係ない)
　いずれも「1」のマスにアイテムが落ちるように投擲した場合の落下順です。
　※「1」のマスにアイテムが落ちるように投擲すれば、
　　シレンの位置は上下左右からでも、斜めからでも落下順は変わりません。

　上下左右の壁にアイテムを投げると落下スペースは最大で15マスで、
　壁の角にアイテムを投げると落下スペースは最大で9マスになります。
　落下スペースが全て埋まっているときに、
　1のマスにアイテムを投げるとアイテムは消滅します。

図2　壁に対してのアイテム落下順

・壁の有無による落下順の違い
　壁がある位置にアイテムを投げた場合でも、基本的な落下順は変わりません。
　図3は壁が無い場合(左側)と上に壁がある場合(右側)のそれぞれの落下順です。
　壁がある場合の落下順は壁が無い場合の落下順の上2段の数字を飛ばして考えます。
　そのため、どんな場合も図3の左の落下順が基本になっていることがわかります。

図3　壁の有無による落下順の違い

(左:壁なし　右:上部に壁あり)

壺を投げ割ったときのアイテムの落下順

　基本的なアイテム落下順は前項目の図1と変わりません。
　図4は「1」のマスにいる敵に壺(アイテム5個入り)を
　投げ割ったときのアイテムの落下順です。
　壺の中のアイテムが４個の場合、図4の1～4のマスだけアイテムが落ちます。

図4　壺を投げ割ったときのアイテムの落下順

　特記することは無いので、図5にアイテム落下順を利用した画像を載せておきますね。
　店主を十字に並べて、バナナの皮が5個入った壺を真ん中に投げます。
　1ターンで5体の敵を同時にスリップ状態にすることができます！(非実用的…)

図5　壺を用いたアイテム落下順の例
(右下のみGIFアニメ)

通路でのアイテムの落下順

　この項目は前述2項目の応用編です。
　図6は通路(十字路・T字路・L字路など)でのアイテムの落下順です。
　ほとんどの通路ではアイテム落下スペースが5マス以上あります。
　しかし、行き止まりの地形は落下スペースが5マスも無いため、
　壺を割るときはアイテムロストしないように注意するようにしましょう。

図6　通路でのアイテム落下順

壺からアイテムを吸い出したときの落下順(以下、吸い出し落下順と記載)

・吸い出し落下順の基本
　図7(左)の「5」のマスでアイテムが5個入った壺に吸い出しの巻物を読むと、
　吸い出されたアイテムは数字の順番で床に落ちます。
　図7(右)の「4」のマスでアイテムが4個入った壺に吸い出しの巻物を読むと、
　同様に吸い出されたアイテムは数字の順番で床に落ちます。
　壺の中身が3個以下の場合も同じ法則が成り立ちます。
　この吸い出し落下順は、通常の落下順と比べて逆順になります。

　罠や別のアイテムなどで特定の数字が埋まっている場合、その数字を飛ばして考えます。
　(例:4のマスに罠があったらアイテムは3のマスに落ちる)

　図7　吸い出し落下順の基本
(左:5個吸い出し　右:4個吸い出し)

・吸い出し落下スペース
　図8(左側)のようにアイテムを敷き詰めて、
　図8(右側)の「5」のマスでアイテムが5個入った壺に吸い出しの巻物を読むと、
　吸い出されたアイテムは数字の順番で床に落ちます。
　

図8　吸い出し落下スペースと吸い出し落下順

　また、図8(右側)の「5」のマスにアイテムを置いた後、
　「5」のマスでアイテムが5個入った壺に吸い出しの巻物を読むと、
　壺の5番目のアイテムが消滅しました。
　以上より、アイテム落下スペースと同様に吸い出し落下スペースも、
　中心の周囲2マスであることがわかりました。

一時しのぎの杖を使用時の敵の配置順(階段上で)

・敵の配置順の基本
　図9のように、敵に一時しのぎの杖を振ると、杖を受けた敵は数字の順番で配置されます。
　1体目は階段上に配置され、2体目は階段の左上に配置されます。

図9　一時しのぎの杖での敵の配置順

・敵の配置スペース
　ここで一時しのぎの杖を使ったときに、敵が配置される階段周囲のマスのことを
　「敵の配置スペース」と呼ぶこととします。
　階段上とその周囲1マスに敵がいる場合、
　敵に一時しのぎの杖を振っても敵は階段周囲には配置されません。
　アイテムの落下スペースや吸い出し落下スペースが中心とその周囲2マスなのに対して、
　一時しのぎの杖での敵の配置スペースは階段上とその周囲1マスみたいです。

　そして、敵の配置スペースが埋まっている状況で、
　敵に一時しのぎの杖を振ると図10-1、図10-2のいずれかのパターンになります。

　図10-1はいずれもフロアの全ての敵に一時しのぎの杖を振ったときのマップです。
　階段上とその周囲1マスが敵か壁で全て埋まった状況で、敵に一時しのぎの杖を振ると、
　魔法弾が当たった敵はランダムの位置に高飛び、その後かなしばり状態になります。
　(つまり、「高飛び草投げ+かなしばりの杖」の効果)

図10-1　敵の配置スペースが埋まった状況で一時しのぎの杖を使ったときのマップ

　図10-2はいずれもフロアの全ての敵に一時しのぎの杖を振ったときのマップです。
　図10-2(左側)は大部屋モンスターハウスの場合です。
　階段上とその周囲1マスが全て敵で埋まっていると、
　それ以降の敵は図のように階段の右下あたりに一直線に並びます。

　図10-2(右側)は図10-1(右側)のマップを掘った場合です。
　図のように壁をたくさん掘った後に一時しのぎの杖を振ると、
　最初の9体は階段上とその周囲1マスに並びますが、10体目以降はマップの右下に並びます。
　ただ、このように壁を掘っても10体目以降の敵が規則正しく並ばないこともあります。
　現状でそうなる条件は不明で、実用的ではないため私は検証する予定はありません。
　

図10-2　敵の配置スペースが埋まった状況で一時しのぎの杖を使ったときのマップ

落下順を用いたテクニック集

　図11-1は通路でバナナの皮を用いてテクニックです。
　図のような通路での落下順は、「シレンの足元→右→左」となるため、
　足元にアイテムを置いてバナナの皮を投げると、バナナの皮はシレンの右側に落ちます。
　シレンの右側に敵がいると、その敵をスリップ状態にすることができます。
　(画像では見えにくいのですが、シレンの足元に杖が置いてあります)

　今回は右から来た敵を処理しましたが、落下順を活用すれば左から来る敵も対処可能です。
　足元と右側に予めアイテムを置いておけば、その次に投げたアイテムは左側に落ちます。

図11-1　通路でバナナの皮を用いてテクニック
(右下のみGIFアニメ)

　図11-2は壁際でバナナの皮を用いてテクニックです。
　足元にアイテムを置いてバナナの皮を投げると、バナナの皮はシレンの下側に落ちます。
　シレンの下側に敵がいると、その敵をスリップ状態にすることができます。
　(画像では見えにくいのですが、シレンの足元に杖が置いてあります)

図11-2　壁際でバナナの皮を用いてテクニック

(右下のみGIFアニメ)

最後に…

　長々と記事を書きましたが、このシレン4ではそこまで落下順は重要ではないと思います。
　冒頭でも記述したように、他シリーズ(例えばアスカ見参)では落下順を覚えていないと
　水路マップでアイテムをロストする可能性があります。

　ただ落下順は覚えていて損は無いテクニックなので、頭に片隅に入れておくことで
　ちょっとうまくなった気分になれちゃいます！
　
　そんなわけで今回の記事はここまで！
　なにか検証して欲しいことがあれば、コメント欄やTwitterまでお願いします！

＜追記＞
2014-09-27　図2に不備があったため画像を差し替え